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現代は、生きる選択肢が増えたようで、
心の自由を感じて生きている人は、どれほどいるでしょうか。

たくさんの情報の中で、
自分の存在に不安を抱えている人がたくさんいます。

そんな中、生きていく指針となるのは、
学歴や何かの資格ではなく、まさに自分の感覚なのです。

今、良いと言われているものも、
数年後には全く違う評価を受ける時代です。

自分の感覚に敏感になり、自分を信じ生きていくことが、
何よりも大切な時代に突入しています。

そんな、新しい時代を生きる子ども達へ、
自分の感覚を磨き、自分を信じる力を
アートを通じて養ってほしいと願っています。

≪Träumerei≫ noriyo shibata 
物と物の境界があいまいな子ども時代の夢みる世界を表しました。人生何にでも変化できる! そんな希望を込めて。

Cosmic art Mira 合同会社 代表

柴田紀代 Noriyo Shibata


PROFILE

1978年11月12日生まれ(さそり座)
武蔵野美術大学造形学部中退
北海道大学理学部卒業
オックスフォード大学院生物多様性科卒業
筑波大学院システム情報工学博士課程満期退学

環境コンサルタントとして自然環境を考える中で、こころの問題を深く実感。
以降、児童相談所にて勤務。アートセラピーを行う。
県職員を退職し、2012年4月に Cosmic art Mira を立ち上げる。

好きなもの:動物と植物
鳥と花と泉があったらとても幸せ♪


アートセラピーを始めたきっかけ

幼少期より、障がい児の美術教育を行う母のもとで、
陶芸、油絵、水墨画、などさまざまな造形を体験。
2歳の時に描き上げた油絵「モンチッチ」は宝物。

小学生時代、中学受験のための過度の集中的な勉強により、
睡眠や排泄機能に障害が出るようになりました。
中学時代はよい成績でしたが、勉強では得られない心の深い充足感を求め、
とても暗い日々を過ごしました。

そんな頃にあった阪神・淡路大震災。
物質世界の限界を感じ、途上国でのボランティアを開始。
インドネシア、ジンバブエなどの地域で、
井戸掘り、HIV教育、環境保全などの国際ワークショップに参加。

高校に進むと、さらに心が追い付いていけなくなり、不登校気味に。
この頃から、子どもの頃大好きだった絵を描こうと思い、
小さい頃に始めた油絵を夜中描いて過ごしました。
大学進学は、まったく勉強していなかったので望めず、
しかしぎりぎりのところで美大受験を決意し、合格。
美大に入ったものの、周囲との競争意識からアートを断念、退学。

30歳頃、アートセラピーに出会い、
もう一度絵を描いてみたいという気持ちになると同時に、
今までは、自分との比較で、他人の絵を見ることが怖かったのが、
初めて他人の絵を見てみたい、という気持ちになりました。
「個性」ということが、初めて本当に腑に落ちた経験でした。


RESEARCH

2016年より、脳機能の面からアートを研究するためつくばへ移住。
人の成長に役立つアート、心の疾患を治癒するためのアートを目指して、研究中。